Linuxの基本コマンド一覧

ファイル操作、検索、権限、プロセス管理。最初に覚えておきたいコマンドを用途別にまとめました。

暗い背景に浮かぶ0と1の数字

Linuxを使いこなすうえで欠かせないのが、ターミナルでのコマンド操作です。最初はとっつきにくく感じるかもしれませんが、よく使うコマンドは数十個ほど。ここでは、最初に覚えておきたい基本のコマンドを用途別に紹介します。

ディレクトリの移動と確認

コマンド内容例
pwd今いるディレクトリを表示するpwd
lsファイルの一覧を表示するls -la
cdディレクトリを移動するcd /var/log
mkdirディレクトリを作るmkdir -p work/test

ls -laは、隠しファイルを含めて詳しい情報を一覧表示します。cd ~でホームディレクトリに、cd ..で一つ上のディレクトリに戻れます。

ファイルの操作

コマンド内容例
cpコピーするcp memo.txt memo.bak
mv移動、名前の変更mv old.txt new.txt
rm削除するrm memo.bak
touch空のファイルを作るtouch note.txt

rmで消したファイルはごみ箱に入らず、元に戻せません。ディレクトリごと消すrm -rは、対象をよく確認してから実行しましょう。

ファイルの中身を見る

cat note.txt        # 中身を一度に表示
less /var/log/syslog   # 1画面ずつ表示(qで終了)
head -n 20 file.txt # 先頭20行
tail -f app.log     # 末尾を表示し続ける

検索する

grep "error" app.log          # ファイルの中から文字列を探す
grep -r "TODO" ./src          # ディレクトリの中を再帰的に探す
find /home -name "*.txt"      # 名前でファイルを探す

権限と所有者

Linuxでは、ファイルごとに「誰が読めるか、書けるか、実行できるか」が決められています。

chmod 644 index.html     # 所有者は読み書き、他は読み取りのみ
chmod +x script.sh       # 実行権限をつける
sudo chown user:user file.txt  # 所有者を変更する

管理者の権限が必要な操作は、コマンドの前にsudoをつけて実行します。

ユーザーとパスワード

自分のパスワードはpasswdで変更できます。オプションや管理者による設定方法は、passwdコマンドでパスワードを変更・管理する方法でくわしく解説しています。

プロセスとシステムの状態

コマンド内容
ps aux動いているプロセスの一覧
topCPUやメモリの使用状況をリアルタイムで表示
kill プロセスIDプロセスを終了する
df -hディスクの空き容量
du -sh ディレクトリディレクトリの使用量
free -hメモリの使用量

圧縮と展開

tar -czvf backup.tar.gz work/   # 圧縮
tar -xzvf backup.tar.gz         # 展開

困ったときは

コマンドの使い方がわからないときは、man コマンド名で説明書(manページ)を読めます。多くのコマンドはコマンド名 --helpでも簡単な説明を表示します。ログの確認に使うコマンドはシステムロギング、決まった時刻に処理を実行する方法はタスクのスケジュールで紹介しています。